こんにちは!武田塾大宮校の鈴木です。
今回は2016年成蹊大学経済学部A方式の国語を解いてみたので考察していきたいと思います。
【制限時間】60分
【大問】3題(いずれも現代文)
【入試形態】オールマーク
【難易度】大問1やや難 大問2易 大問3普
【合格最低点】約6割
【配点】英150・国100・社会100
【考察】今回久しぶりに現代文の問題に触れたこともあり、3題もの現代文はハードでした。大問1は哲学関連のお話で難しい言い回しや、抽象的な表現が多く内容がイマイチ掴み辛い印象でした。成蹊大学の現代文ってこんなに難しいのか(;´Д`) 語彙不足だと読解を支障をきたすと思います。(語彙についてはキーワード読解をやっておいたほうがいいです) 大問2は専門性の高い話ではなく読みやすい内容でした。漢字の問題が5題出題されていましたが難易度は非常に低いので、ここでの失点は避けたいです。(漢字マスターの書き・読み共にA問題レベルで十分) 大問3では、その段落に対する作成者のコメントなどを選ぶ問題が出題されていましたがこちらも、読解力あれば全然問題なく正解できます。一問だけ文章中のフレーズと同じ意味になる四字熟語を答える問題がありました。一般常識レベルではあまり見かけないものが選択肢に含まれていたので、漢字マスターで四字熟語をやっておきましょう。(千差万別-四字熟語A 同工異曲-四字熟語A 玉石混淆-なし 偕老同穴-なし 同床異夢-なし) この問題の正解は同工異曲だったため正解できましたが、頻出ではない四字熟語が3つも出てくるとちょっと焦りますね。そんな時は漢字から意味を想像しましょう。文章の対応関係を答える問題も出題されていたので、対応関係を意識しながら読んで行きましょう(段落にA~Gが振られていたので段落整序があるのかと思って読み進めていきましたが違いました)先に設問に目を通しておくとスムーズかもしれません。変な先入観を持って文章を読みたくないので私は、設問は文書を読んでから見る派ですが。。。
【総括】
問題の難易度の割には合格最低点は低いと思います。国語に関しては現代文3題のみの出題なので、読むスピードと読解力を上げるトレーニングは必須です。練習の段階では、問題文を音読しながら読み飛ばしをしないように心がけるといいと思います。大問1のレベルだけ他の大問と明らかに難易度が違ったので、本番で大問1が難しかったとしても焦らずに解きましょう(ビビらせに来ているだけです。)
【やっておきたい参考書】
基本的には過去問がベースになりますが、以下の参考書をやっておくといいでしょう
「読解力系」読解力の開発講座or田村のやさしく語る現代文
得点源にしたい人は前者を、最低現足を引っ張らない程度を目指している人は後者をやってみてください。
「キーワード・語彙」キーワード読解・漢字マスター1800
キーワード読解では、語彙を覚えることはもちろんテーマごとの背景知識も載っているのでさらっと読んで頭に入れておきましょう(暗記しなくても大丈夫)、漢字マスターに関しては読み・書き・四字熟語のA問題のみを完璧にしましょう。